誤嚥(ごえん)性肺炎を招かないためにできること
投稿日:2017年2月21日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。
海星会スタッフOです\(^o^)/
みなさんは、食事の際にむせたり、唾液や飲み物が器官に入りやすいといったことはないですか?
日本人の死亡原因の第四位が、肺炎らしいです。その肺炎で死亡する人のうち94%は75歳以上であり、90歳以上では死亡原因の2位に順位があがっているのです。
たかが肺炎、されど肺炎。日ごろから嚥下(えんげ)機能が低下しないように、心がけること、
また訓練をしていくことが大切です。
誤嚥性肺炎は細菌が唾液や胃液と共に肺に流れ込んで生じる肺炎です。
大きく分けて、食べ物や飲み物の内容による誤嚥と、胃の逆流物による誤嚥とによります。
老化による嚥下機能の低下や、嫌気性菌(酸素の少ないところで発育する菌)が主な原因となります。再発を繰り返す特徴があり、なかなか根本的な治療が難しい病気です。
普段はそこまで咳や発熱などの症状が出ず、なんとなく元気がない、また倦怠感を訴えることがあります。
また食事中のむせこみ、喉の違和感、唾液がうまく飲み込めない、食事に時間がかかる、たんが汚いなども疑わしい症状です。また、酸素低下をきたし、重症の呼吸不全になることもあります。
日ごろむせこみやすい人や、上記思い当たる方は、滑舌をよくする発声法や、
顎の運動、唾液を飲む訓練、などなど、いろいろと対策をして、機能の低下を防ぎましょう。
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